Chapter 2 インストール

Rcppを使って開発を行うためには C++ のコンパイラをインストールする必要があります。

2.1 C++コンパイラのインストール

2.1.1 Windows

Rtools をインストールします。Rtoolsをインストールする際には、自分がインストールしているRのバージョンにあったものをインストールするように気をつけてください。

2.1.2 Mac

ターミナルで次のコマンドを打ち Xcode command line tools をインストールします。

xcode-select --install

2.1.3 Linux

ディストリビューションにより方法が異なります。

例えば、Ubuntu であれば以下のコマンドを打ちます。

sudo apt-get install r-base-dev

2.1.4 その他の自分でインストールしたコンパイラを使いたい場合

自分でインストールした g++ や clang++ などのコンパイラを使いたい場合には、ユーザーのホームディレクトリ以下に次のファイルを作成し、そこに環境変数の設定を記述します。

Linux, Mac

  • .R/Makevars

Windows

  • .R/Makevars.win

環境変数の設定例

CC=/opt/local/bin/gcc-mp-4.7
CXX=/opt/local/bin/g++-mp-4.7
CPLUS_INCLUDE_PATH=/opt/local/include:$CPLUS_INCLUDE_PATH
LD_LIBRARY_PATH=/opt/local/lib:$LD_LIBRARY_PATH
CXXFLAGS= -g0 -O3 -Wall
MAKE=make -j4

ユーザーのホームディレクトリ

ちなみに、ユーザーのホームディレクトリは R から次のコードを実行することで調べることができます。

path.expand("~")

2.2 Rcpp のインストール

コンパイラがインストールできたら、R で Rcpp パッケージをインストールします。